10月16日、福岡県警行橋署は、ある行動をたたえ行橋市の小学5年、今村晄(あきら)さん(11)に感謝状を贈呈しました。
迷子の小2女児を見かけた小5男児がとった行動とは
今村さんや署によると9月29日午後6時半ごろ、そろばん教室から自転車で帰宅途中、既に暗くなった歩道上に泣きながら立ちすくむ小学2年の女児(7)に出くわした。「どうしたんですか」と声を掛けると「道に迷った」と言う。すぐに携帯電話で航空自衛官の父雅和さん(47)に相談した。日頃から「困ったときはすぐ電話しなさい」と教えられていた。
雅和さんから指示を受け、女児を連れてそろばん教室に戻り、先生に事情を伝えた。雅和さんからの連絡で警察官も駆け付けた。女児は、一緒に遊んでいた友人とはぐれて道が分からなくなったらしい。娘が帰らないので心配した母親も警察に通報しており、身元を確認できたため保護者に引き渡された。
出典:西日本新聞
約300メートル先のそろばん教室へ向かう間も女の子は泣き止まなかったのですが、今村さんは「どうして迷ったの」「家はどこ」などと優しく声をかけながら女の子を連れて行ったそうです。
今村少年の行動も素晴らしいですが、お父さんのしつけ方もさすがですね。親子の見事な連携プレーでした。
ほかの大人はどうしていた?
北永章夫署長から16日に感謝状を渡された今村さんは「辺りは暗く、付近に保護者らしい人は見当たらなかった。通りかかる大人は何もしなかったので自分が何とかしないといけないと思った。人の役に立つことができてよかった」と喜んだ。
出典:朝日新聞
夕暮れ時に道端で女の子が泣いているのに、通りかかる大人たちは声を掛けることもしなかったようです。
変質者扱いされることを恐れてなのか分かりませんが、この状況で見て見ぬふりはちょっといただけないですね・・・
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ネットの反応
少年よ、お主は立派だが、大人が助けないのは、泣いてる7歳女児に大人が声を掛けると、犯罪者扱いされるからだ。少なくともその大人が男であれば、かなり高確率で。
少年がそのあたりについて知るのは、大人になってからでいいけどな。https://t.co/E0z47mGXFq
— 高橋御山人@邪神大神宮 (@jyashinnet) October 20, 2020
泣く7歳、助けない大人 「何とかしないと」小5が保護 https://t.co/V4dKbXnOLl #スマートニュース
5年生が2年生を😭泣けちゃうよぉぉぉ偉かったねぇ凄いよぉぉぉ😭
— みどりちゃん (@mimimidori) October 20, 2020
これね。。
何故みんな見て見ないふりして素通りするのか。
みんながそうでは無いのだろうけど圧倒的に知らん顔の人達が多い。
↓ https://t.co/iEXH0LWSdo— サユリ🇺🇸Miami (@sayuri_t_h) October 20, 2020
「助けない大人」ねえ。そんな社会にしたのは子供大事さになんでもかんでも不審者認定してきた親なのでさぞ満足な結果でしょう。そんでもってこの小5は強い。
泣く7歳、助けない大人 「何とかしないと」小5が保護:朝日新聞デジタル https://t.co/Xa9OpxEjX5
— サーボ・打撲 (@Frozen_DvK) October 20, 2020
子供が迷子になったときの対処法
今回のケースでは、女の子は友人とはぐれて迷子になってしまいました。親子で出かけた際にも迷子はよくあるトラブルですが、迷子になった場合はどう対処するのがよいのでしょうか。
損保ジャパンが運営するサイトに次のような方法が紹介されています。
・遊園地などのレジャー施設で子どもが迷子になったとわかったら、すぐに近くにいるスタッフ、施設管理者に伝えてください。迷子を救援する事務所(迷子センターやインフォメーションセンター等、施設によって異なります)に届け出ることになります。子どもの名前や年齢、性別、身につけている洋服の色・柄など服装の特徴、背格好(身長等)、髪型などを伝え、園内放送などの対応をとってもらいます。
出典:トラブルch
・小さなお子さまには、予め身元がわかるネームタグを用意して、装着させることです。衣類やカバン、靴には、氏名とともに親の携帯電話番号を記すこと。万一、迷子になっても名前などがわかるよう、衣類等に貼り付ける迷子シールを配布する施設もあります。また、住所などがひと目でわかる大きな名札をぶら下げるのは、かえって危険なことも。お子さまに、「もしも迷子になったら」の約束ごとを決めておくと安心です。
迷子になった際の約束ごととして、子供に言い聞かせておくべきことは以下の3つです。
(1)迷子になったら、すぐに遊園地等のスタッフに「迷子になった」と声をかけること。
出典:トラブルch
(2)それと同時に、親とはぐれてしまい知らない人に声をかけられたら、「知らない人には、絶対について行かない」ことを約束させる。
(3)年齢の高いお子さまの場合、はぐれた時の待ち合わせ場所・時間などを決めておく。
(2)については、冒頭のできごとで大人が誰も迷子の女の子に声をかけなかった心理とも関連がありそうな気もします。
さいごに
もし迷子の子供を見つけたら、直接親を探してあげるよりは交番などに連れて行ってあげたほうがいいかもしれませんね。
いずれにせよ今回迷子を助けた少年の心意気はぜひ見習いたいものです。
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