「ナマでヤったんだ」「変態」妊娠した女性教師に男子生徒が嫌がらせ。先生が真正面から向き合った結果…… | きゃろっと通信

「ナマでヤったんだ」「変態」妊娠した女性教師に男子生徒が嫌がらせ。先生が真正面から向き合った結果……

セクハラ 性教育 学校お役立ち
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思春期を迎え性に興味を持ち始めた子供たち、特に男の子は、エロ本やアダルトビデオを性の知識のよりどころにしがちです。

実際に中学生くらいの頃、友達と本やAVを買いに行ったり貸し借りした思い出のある方も少なくないのではないでしょうか。

日本の学校の性教育はどこか形式的で、普段は性の話題を取り上げることを敬遠しがちです。

この記事では、そういった状況が招いた学校現場の現状と、問題に真っ向から向き合う先生のエピソードをご紹介します。

「ナマでヤったんだ」「変態」

ゆいさん(@mrr_nn)のツイート。ゆいさんの知人が勤める小学校で、こんな出来事があったそうです。

男の子の嫌がらせに女性教師が返した言葉

性教育 学校 子ども

「うんそうだよ、生でエッチしたんだよ」何も恥ずかしいことや悪いことはしていない。そうやって私が涼しい顔で真面目に答えると、子供たちからはイタズラな笑みが消え、びっくりして言った。「先生がエッチしたとか言っていいの?」
…驚いた。エッチは「悪いこと」「隠さなきゃいけないこと」だと→

子供たちは認識しているんだ。
「なんで?何も悪いことしてないよ」
「でも大人はこういう話したりエロ本見たりすると怒るよ」
そこで彼らに真剣に説明した。
エッチは決して悪いことではないこと。命を生み出す、神秘的で素晴らしいことだということ。でも、逆に言えばエッチをすると命が生まれる→

ということ。それはものすごいおおごとだから、面白半分で試したり興味本位でヤってみたりしてはいけないのだと。ネットやAVで得たデタラメな知識をつけてほしくないのだと。
「私は皆の先生だから、正しい知識を教えてみんなを守るのが仕事。知りたいことがあったら何でも聞いていいよ」と伝えた。→

こう熱く語ってから、子供たちは度々、私に性についての質問をしてくれるようになった。イタズラではなく、真面目に。しかし、子供たちは予想以上にデタラメな知識を得ていた。
「中出しは気持ちいい」
「●ンコを触ると女は無条件に気持ちいい」
「安全日は大丈夫」
「ピルがあるから大丈夫」…etc →

驚いた。ほとんどがエロ本やAVから得た知識だそうだ。
生理が妊娠の準備のためにあることも知らなかった。生理は女子だけにある「汚い何か、恥ずかしい何か」だと。
彼らは6年生。生理は5年生で習うはずなのに…。私は驚愕し、彼らに生理の仕組みだけでなく、生理がもたらす痛みや体の辛さ、→

生理の大切さなどを丁寧に教えた。すると1人の男子が「俺…この間プール休んだ女子に『お前生理だろ、汚ねー』って言っちゃった…」とつぶやいた。
それから何日もかけて、性の質問に丁寧に答えた。子供たちは、正しい避妊の方法や、愛のあるセックスのこと、正しい知識のないセックスの危険性、→

セックスにおける女性側の圧倒的なリスクについても学んだ。すると、今まで自分たちが自然と女子にしていたことが性犯罪だと気づき始めた。
・廊下に「ち●こ」「マ●コ」と落書きをした子
・生理中の女の子を汚物呼ばわりした子
・エロ本の切り抜きを学校に持ってきて女子に見せつけて困らせた子→

・スカートめくりを楽しんでいた子
・若い先生に性的な質問をしてわざと困らせた子
…それらが何と愚かで、相手を傷つける行為だったのか。彼らは自らそれらが性犯罪であると気づき、反省した。
3ヶ月も経つ頃には、「ド変態先生」「エロ先生」というあだ名で私を読んでいた子どもたちがいつのまにか→

「まみ先生」と呼ぶようになっていた。
それ以降、他のイタズラ(教室を抜け出す、ガラスを割る、画鋲を撒くなど)は止まずとも、性に関するイタズラだけはパタリと止んだ。

ツイートに対する反応




性教育って日本はすごく遅れてて、私も子供がいる身なので…ある程度の年頃になったらそういうことをしっかり教えれるといいな。

素敵な話を共有してくれてありがとう…心が暖まった。
知識さえちゃんとあれば、性加害を減らすことができるんだって希望が見えた。

共有ありがとうございます。
男児達、気付けて良かったです。
正しい知識を得ることが難しく、それで性犯罪や性差別に繋がっていくにもかかわらず、 学校という場所では教えてはいけないのはおかしいと思います。

うちはド田舎だったせいか当時5・6年担任にかなり先鋭的な先生が来た。(ド田舎にはよくあるが、他で持て余す先生が配属される人事)性教育に関してもかなり突っ込んだ内容だった。(当時で言えばSEXを扱う)
この先生のおかげで私たちの小学校時代は自由だった。自由の意味も考えさせられた。

ひるまずに丁寧に向き合って素晴らしいです。子供達の人生を変える出会いですね。
こういった教育が全てに行き渡るようになってほしいです。

性教育って、セックスや妊娠や生理や精通だけじゃない。自分の体、相手の体を大事に思う気持ちを育む教育だと思います。

小学生の時、女子だけ集められ、もうすぐ生理が始まる、と告げられた。ナプキンの使い方が主な内容だった。
いのちの時間って名前の授業があった。
これは男女一緒に受けたけど、セックスについて具体的には触れない。すっとばして精子と卵子の受精。
これじゃ、何の学びにもならないよね。

筆者(男性)も小学校時代、女子だけ集められて何か話をされるということが何度かありました。

今思えば生理に関する説明をしていたであろうと分かるのですが、生理という現象については授業でも表面的にしか教わった記憶がありません。

その辛さや大切さが多少なりとも分かったのは、大学生になってからだった気がします。

さいごに

ゆいさんのこのツイートを辿っていくと、「無認識性犯罪者」という単語に目が留まりました。

子どものスカートめくりも、飲み会での何気ない下ネタ話も、やっている側に悪気はなくても受け手側にとっては心に傷を負うこととなり、それらはセクハラ、さらに言えば性犯罪と何ら変わらないのです。

セクハラは元をたどれば、日本の性教育の遅れに端を発しているのかもしれません。

大人は子どもに性の話をすることをタブー視せず、正しい知識を身につけさせることが将来セクハラ、性犯罪の撲滅にもつながることでしょう。

もちろん大人である私たち自身も、普段の振る舞いを見直さなければなりません。

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