バイク選びのポイント~6つのジャンルを理解しよう~

バイク

 

・バイクに乗ってみたいけどどれを選べばいいかわからない!
・ バイクってどんな種類があるの?

こんな悩みを解決する記事となっています。

実は、バイク選びにおいて、バイクのジャンルを知っておくと自分の欲しい車両の方向性が見えてきます。

なぜなら、僕の場合はじめてバイクを買ったときや買い替えたとき、「どのジャンルにしようか」というところから考えて選んできたからです。

この記事では、バイクのジャンルを6つに分けてご紹介しています。

記事を読み終えれば、どんなジャンルがあってそれぞれどんな特徴があるのかがわかりますよ。

※ベテランライダーの方からみるとジャンル分けのしかたなどに異論もあるかもしれませんが、今回は初心者向けにざっくり分けておりますのでご了承ください(^_^;)

バイク選びで、ジャンルを知っておくことのメリット

好きなバイクのイメージが明確になる

バイクにどんなジャンルがあるのか知っておくと、どんなイメージのバイクに乗るべきか想像しやすくなり、バイク選びの基準にしやすくなります。

なぜならジャンルによって、デザインの傾向がある程度決まっているからです。

例えば重心が低くてどっしりとしたバイクがいいのか、はたまた細身でスマートな方がいいのか。

ゴツゴツしたデザインがいいのか、スッキリしている方がいいのか、といった具合です。

どんな用途に適しているかがわかる

バイクの楽しみ方は様々ですが、バイクのジャンルごとの特徴を知っておくと、自分の考える用途にどれが適しているかがわかります。

なぜなら、ジャンルによって得意とする用途が異なっているからです。

たとえばサーキットでレースに参加したいのか、荷物満載でキャンプをしたいのか、オフロードを走りたいのかといった具合に、やりたいことによって適したジャンルを知っておくと便利です。

※ただし、 「このジャンルはこの用途には合わない!」と決めつけすぎないほうがよいです。
なぜなら、一見荷物が積みづらそうなバイクでもバイク用バッグを取り付ければ積載量を増やせますし、カスタムで希望の用途に合った性能に調整することもある程度できるからです。

バイクのジャンルを僕の愛車遍歴に沿ってご紹介!

バイクのジャンル① スクーター

<ホンダ フュージョン>

スクーターというと原付のイメージが強いと思いますが、前後に長いビッグスクーターも人気です。

見た目はわりとストリート系のイメージが強いかもしれません。

スクーターの特徴といえば、「快適さ」「積載性」「簡単操作」です。

第一に快適さについては、基本的に足つきがよく、シートもゆったりとしているので長時間乗ってもお尻が痛くなりにくいです。

第二に積載性については、原付もビッグスクーターもシート下や後部に収納スペースがついていることが多く、降車時にヘルメットをしまったり買い物したものを収納できるのが便利です。

第三に簡単操作については、スクーターは基本的にオートマでギア操作がいらないため、運転が楽という特徴があります。

ただしギア操作がない分、マニュアル車に比べると「自分で操作してる感」はちょっと減るかもしれません。

バイクのジャンル② ネイキッド

<ヤマハ MT-09>

ネイキッドはバイクとして一番オーソドックスなデザインといえるでしょう。

どんな場面でも活躍できるオールマイティーなジャンルです。

他に特徴をあげるとしたら、(人によって意見が分かれるかもしれませんが)対応するグッズが多いといえるかもしれません。

僕の主観になってしまいますが、例えばバイクのシートに取り付けるシートバッグなどは、見た目的にも機能的にもネイキッドが一番なじみやすい気がします。

なおネイキッドの一種として、ちょっと昔風のレトロなデザインのものも人気で「クラシック」というジャンルで呼ばれています。

バイクのジャンル③ クルーザー(アメリカン)

<ヤマハ BOLT>

ハーレーに代表されるように、重心が低く前後に長いのがクルーザーです。

長年アメリカンと呼ばれてきたジャンルですが、近年はクルーザーという呼び方も定着しつつあります。

重心が低いおかげで安定感があり、重厚感のあるデザインが多いのが特徴です。

実際にタンデム(二人乗り)をしても比較的ふらつきにくく、我が家の場合、後部座席専門の嫁さんからは好評でした(笑)

バイクのジャンル④ アドベンチャー

<スズキ Vストローム250>

アドベンチャーは英語で「冒険」の意味です。

その名のとおり、大柄で世界中のあらゆる道を走破できるような特徴があります。

砂利道はもちろんのこと、砂漠さえ乗り越えてしまう走行性能をもっています。

それゆえシートの位置が高めというところもポイントです。

長旅に対応するため、後部にケースを3つフル装備してもさまになる風格があります。

(写真のVストローム250はシート高も低く、性能的に純粋なアドベンチャーではありませんが、見た目や積載性といった点ではアドベンチャーの特徴をとらえた人気車種です。)

バイクのジャンル⑤ オフロード

(ここからは自分で本格的に乗ったことのないジャンルなので、一般論となりますがご容赦ください。)

オフロードタイプは略してよく「オフ車」と呼ばれます。林道などのアスファルト舗装されていない道にも対応できるつくりになっています。

具体的には、タイヤがデコボコしていたり車高が高いこと、細身で車重が比較的軽いことがあげられます。

シート位置が高めなのでまたがりにくそうに見えますが、乗ると大きく沈み込むので車種によっては意外と乗りやすいです。

バイクのジャンル⑥ スーパースポーツ(レーサーレプリカ)

カワサキ ZX-10R

いわゆるサーキットでレースを行うようなシーンに適したジャンルです(といっても市販車両は公道で走る前提なので、一般道でも扱いやすく調整されているものが多いですが)。

レーサーレプリカという呼び名は以前のもので、最近はスーパースポーツと呼ばれることが多いです。

車体はカバー(カウル)に覆われ乗車姿勢も前傾になることで空気抵抗を減らすつくりになっています。

僕がお世話になっているバイク屋のスタッフの方曰く、「バイクの基本動作(走る、曲がる、止まる)が一番高いレベルで実現されているタイプ」とのことです。

たしかにレースはコンマ1秒を争う世界なので、ひとつひとつの動作を機敏に行うことは重要といえるでしょう。

まとめ

以上がバイクの主なジャンルでした。

もう一度紹介したジャンルを振り返ってみましょう。

・スクーター:快適さ、積載性、簡単操作
・ネイキッド:オールマイティー
・クルーザー(アメリカン):安定感、重厚感
・アドベンチャー:大柄、走破性、車高高め
・オフロード:未舗装路対応、車高高め、細身、軽い
・スーパースポーツ(レーサーレプリカ):カウル、前傾姿勢

バイクのジャンルを理解すれば、バイク選びがよりしやすくなることでしょう。とはいってもこれはバイク選びの中の数あるポイントのひとつに過ぎません。
何より一番オススメなのは、実際にバイク屋さんに行って直接見てみることです。

もしバイクがある程度決まったら、ウエアを揃えましょう。こちらの記事に着こなしのポイントをまとめてみたので参考にしてみてくださいね。