少子高齢化が進むとともに、近年問題になっている孤独死。
地域の中での人とのつながりが希薄になり、助けを求めることなく亡くなっていく人があとを絶ちません。
孤独死が起きた事故物件は一般的に敬遠されがちに思われますが、実はあえてこれを選ぶ人が増えているというのです。
この記事では、孤独死が起きた事故物件が人気を集めている理由をまとめました。
孤独死が起きた事故物件が人気の理由① 家賃が安い
一番の理由は普通の物件より家賃が安いことです。
一人暮らしの若者や、DINKs(共働きであえて子供をもうけない夫婦世帯)の人々に人気があるようです。
彼らは安価な事故物件を、以下のような理由から求めているようです。
老後のために、家賃をできるだけ抑えてお金を貯めたいというドライな感覚の方も増えています。
出典:現代ビジネス
孤独死が起きた事故物件が人気の理由② 賃借を断られやすい人が借りにくる
高齢者、特に一人暮らしのお年寄りは、新たに住む部屋を探す際に不動産会社から断られやすいという問題があります。
なぜなら、高齢の単身世帯は孤独死に至り部屋が事故物件となってしまうリスクがあるからです。
そのため既に事故物件となって人気のない部屋を高齢者が借りにくるというケースがあります。
また収入が不安定であったり、前科持ちといった人も部屋の賃借を断られやすい傾向があります。
こういった『住宅確保困難者』が事故物件を求めてくることもあります。
孤独死が起きた事故物件が人気の理由③ ネットで見つけやすくなった
安い事故物件を探す際、以前は直接不動産会社に出向いて探す必要がありました。
一方現在は、インターネットで検索して簡単に見つけることができるようになりました。
さいごに
孤独死が起きた部屋は、異臭や染みついた体液を取り除くために大掛かりな清掃が必要になります。
しかしそれゆえに大幅なリノベーションが施され、一見事故物件とは分からないほどきれいな部屋も提供されているようです。
家賃をはじめとした固定費を削るのは節約の基本。
事故物件に住んで家賃をおさえることは、今や賢い選択肢の一つといえるのかもしれません。
◆アイキャッチ画像出典元:with news
◆あわせて読みたい
コメント