2019年10月の台風19号は各地に甚大な被害をもたらしました。
中でも神奈川県川崎市の超人気住宅地「武蔵小杉」では、タワーマンションが浸水。
電気設備の故障が起こり、トイレの排水が機能不全に陥るなどして話題になりました。
これにより現代の「富の象徴」とされるタワーマンションの課題が浮き彫りに。
今回の記事では、武蔵小杉のタワーマンションの補修費用の扱いを巡る話題について取り上げます。
武蔵小杉タワマン住民、市へ「28か条要求」
エレベーターが動かなくなるなどの憂き目に遭ったタワマンを含む周辺12のマンションの管理組合が今年1月になって、連名で川崎市長に一通の要望書を提出した。住宅ジャーナリストの榊淳司氏が解説する。
「『駅周辺の冠水対策の実施』など28項目を求める内容なのですが、中には『電源やポンプ設備を高層階へ移設するための費用補助』といった項目もある。つまり“税金でタワマンを改修してくれ”と要求しているわけです」
出典:NEWSポストセブン
市の対応は…
市の浸水被害検証委員会が4月8日に行なった報告では、「対応に瑕疵はなく、(住民への)補償については難しい」としており、拠出に積極的な姿勢とはいえなそうだ。
「要望書への返答という形ではまだできていない。これから内容を精査していくが、新型コロナの影響もあり、いつになるかわからない」(川崎市中原区地域振興課)
出典:NEWSポストセブン
ネットの反応
・この記事がホンマにやったら、ムサコの住人馬鹿じゃん。てめーらの家が血税で守られるかよ。ディベロッパーや建設会社に言え、完全なるお門違いや。蟻のように武蔵小杉に集まった連中の民度が知れるわ〜。
・新型コロナで大変な時期にマンションの補修費用を税金でってちょっと・・。
・これは施工に言う問題だと思う。 行政がどう判断するか気になるね。
・ウンコタワマン、面白いことになってるねえ
・何故あなたたちの住宅だけ税金で補修しなくちゃいけないの?自分の目で見て、納得して買ったんでしょ。地下に電源設備のあるような非常識なものを、私なら絶対買わない。高層階の物件も、停電したら大変なのは、考えたら分かるでしょ。
・相変わらず図々しいやつらだな…
出典:Twitter
補修費用に保険が効かない!?
住宅の購入にあたり、火災保険や地震保険を利用されている方が多いかと思います。
ただし水害に対する補償、加えてマンションの場合は共用部に対する補償については注意しなければならない点があります。
ファイナンシャルプランナーの清水香氏は次のように解説する。
「個人で入っている建物部分の保険は、自室の『専有部分』が、浸水などの被害にあった場合に適用されるものです。地下階の電気系統の故障で停電などがあったとしても、保険ではカバーされないのです。
共用部分については、管理組合が一括して火災保険や地震保険に加入しています。ただ、地震や火災だけでなく、水害でも保険金が出るかは、契約の内容次第です。そもそもタワーマンションのような大規模集合住宅では、管理組合が保険に入っているのかすら知らない人も少なくないようです」
出典:現代ビジネス
マンションの補修費用に税金の投入を求めるのはお門違いですね。
階数によっては億を超える高級マンションを多少の無理をしてでも買ってしまった住民にとって、この件で頭を抱える日々はまだ続きそうです。
「電気や水道はすでに復旧しています。でも、すべてが元どおりになったわけではありません。背伸びして買ったマンションだから、別のところに引っ越す貯金も今のところないし、ひとまず住み続けるしかないですよね」
こう語るのは、川崎市中原区・武蔵小杉駅前の「パークシティ武蔵小杉ステーションフォレストタワー」(以下、パークシティ武蔵小杉)に住む60代男性だ。
出典:現代ビジネス
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◆参考:NEWSポストセブン、現代ビジネス
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