新型コロナウイルスが蔓延し厳戒態勢の中国・武漢。
いまだ収束の気配が見えません。
国際社会からの支援が続々と始まるなか、ある日本人少女の募金活動をする姿が注目を集めています。
今回は中国のために募金活動に取り組む、ある日本人少女に関する記事です。
チャイナドレスで募金活動する日本人少女はこちら
2020年2月8日。東京・池袋にて「東京燈会満月祭池袋2020」が開催されました。
このイベントは中国の伝統的な祭日である元宵節(旧暦1月15日)にちなんで、在日華僑・華人と豊島区日本中国友好協会によって開かれたものです。
寒空のもと、今年は中国や武漢を応援するためのブースが設けられました。
ここで募金活動を行っているのがチャイナドレス姿のとある女子中学生です。
募金箱を抱えて深々とお辞儀を繰り返す姿は中国でも公開され、多くの反響を呼びました。
現地では「チャイナドレスを着てお辞儀をする少女」「日本で最も美しい少女」などと称えられている。
出典: 日本の少女が寒空の下で募金活動 深々とお辞儀する姿に感動の声 —新華社通信
この女子中学生の母親の杉崎広子さんは北京留学や上海で働いた経験があり、今回の新型肺炎の流行について親子で大変心を痛めたそうで、何かできないかと考えていたそうです。
するとある日娘さんが募金活動のボランティア募集を知り、すぐに応募したといいます。
集めた募金を大使へ直接手渡し
募金で集まった金額は約50万円。2月13日、女子中学生みずから中国大使館を訪れ、孔鉉佑(こう・げんゆう)駐日中国大使に募金を手渡しました。
女子中学生へのお礼として、孔大使はパンダのぬいぐるみと中国各地の自然や文化を収めた映像集「中国世界遺産影像志」を贈りました。
女子中学生は中国がとても好きで、当たり前のことをしただけだと記者に語った。中国でこれほど注目を集めるとは予想しておらず、大変驚いているという。中国の同世代に向けて「中国の中学生のみなさん、外で遊びたいですよね。ずっと家の中にいるのは辛いと思います。力を合わせて困難を克服しましょう。外で思う存分遊べる日は必ず来ます。中国頑張れ!武漢頑張れ!」と呼び掛けた。
出典:新華社通信
中国の人々の助けになろうと純粋に活動する姿に胸を打たれます。
新型肺炎の終息にはまだしばらくかかりそうですが、私たちもできることから支援していきたいものですね。
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