痴漢は女性にとって恐ろしい性犯罪ですが、痴漢冤罪もまた男性にとって恐ろしいものです。
巷には「痴漢ビジネス」というものが存在します。
今回は人生を破滅に追い込むそのビジネスの実態に迫ります。
痴漢冤罪の事例
まずは痴漢冤罪(疑い含む)の事例を見てみましょう。
痴漢冤罪事例 2009年
大学職員の男性(当時25歳)がJR駅構内で女性とトラブルになり、警官がかけつける騒ぎとなったが、単なるケンカの取り調べだと思って警察署に同行したら、痴漢容疑で取り調べを受けた。そして取り調べの翌日、この男性は地下鉄駅のホームから飛び込み自殺をした。
出典:DIAMOND online
痴漢冤罪事例 2012年
JR西日本の役員男性が、女子高生に痴漢行為をした疑いで逮捕。しかし、役員男性は冤罪を主張し、釈放された直後に首つり自殺している。
出典:DIAMOND online
痴漢冤罪事例 2017年
5月15日には、痴漢を疑われた男性が線路に降りて逃走しようとして、やってきた電車に跳ねられて死亡した。5月12日には、JR上野駅で痴漢を疑われた男性が線路を走って逃走。その後ビルから転落死したが、自殺だと見られている。
出典:DIAMOND online
痴漢冤罪によって命を落とす事例も数多く起こっており、いかに恐ろしいものかが分かります。
痴漢ビジネスとは?
では痴漢ビジネスとはどんなものなのでしょうか。
主な手口は次のような流れになっています。
1.ターゲットの男性に被害者役の女性が接触。「この人痴漢です!」などと騒ぎ立てる
2.付近にいる目撃者役が、痴漢行為を見たと証言
3.ターゲットにされた男性は、大事になることを恐れ示談金を支払ってしまう
痴漢による示談金を1年半で総額240万円も受け取ったという事例もあるようです。
痴漢の疑いをかけられると誰しもパニックになりがち。相手の弱い立場を利用した卑劣な犯行といえます。
やってないのに痴漢容疑をかけられた時の対処法
もし無実の罪を着せられそうになったら気をつけるべきポイントをまとめます。
反射的に「すいません」と言わない
何か迷惑をかけたかもと思って反射的に謝ってしまうと、相手は「痴漢行為を認めた」と思い込んで余計にこじれる可能性があります。
無理に現場から逃げない
駅などは特に防犯カメラが多数設置されており、逃げ切ることは困難です。
逃げることでかえって罪を犯したのを隠そうとしていると疑われやすくなります。
また先に事例をご紹介したように、逃げることは危険を伴う行為でもあります。
毎日弁護士に接見に来てもらう
もし逮捕された場合、無罪となるには否認を貫くしかありません。ただし罪を認めないと拘留期間が長引くことがあり、それによる精神的ストレスは相当なものです。
孤独な状況が続くと心が折れてしまいますから、毎日弁護士に来てもらって支えてもらうことが大切です。
参考:痴漢冤罪”嘘つき女性”から身を守る方法—PRESIDENT Online
さいごに
痴漢の加害者にならないことはもちろんのこと、痴漢冤罪の被害者にならないためにも人混みでの行動には注意が必要です。
明日は我が身と思って日ごろから気をつけましょう。
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