日本列島は緊急事態宣言の中、異例のゴールデンウイークに突入しました。
毎年恒例の民族大移動はある程度抑えられているものの、この連休を契機に新たなコロナ感染拡大が危ぶまれています。
GW中、不要不急の外出に興じる人々
封鎖を乗り越え景勝見物
埼玉県有数の観光地、長瀞(ながとろ)。ここでは荒川沿いにある「岩畳」が人気で、首都圏を中心に毎年多くの人々が訪れます。
今年は新型コロナの影響で、長瀞駅から岩畳の間に立ち並ぶ商店街は軒並みシャッターを下ろしています。
ところが駅前の駐車場は満車となっており、その多くは県外ナンバーの車です。
東京都から高校3年生の娘（18）と訪れた会社員女性（46）は「車でちょっとドライブするにはちょうどいいかなと思った。思ったより人がいて、来る途中には渋滞している場所もあった」と話す。
出典：埼玉新聞
岩畳の前には立て看板と鎖を設置、封鎖されているにもかかわらず、脇からすり抜けたり鎖を乗り越えたりする人があとを絶たない状況。
「キャンセル料がかかるので仕方なく」
沖縄県にとって観光業は重要な収入源です。
しかしコロナ騒動の今は、観光目的での沖縄への渡航は控えるよう、玉城デニー知事も呼びかけています。
一方で大手航空会社におけるゴールデンウイーク中の沖縄行き国内線の予約は約5万7000人分(4月26日現在)におよび、沖縄県民にとって不安材料となっています。
中には既に観光目的で沖縄を訪れる人もおり、大阪から来た女性は「迷ったがキャンセル料がかかるので仕方なく来た」と語っています。
コロナ第2波の襲来はいつ？
新型コロナウイルスは感染から発症まで、約2週間ほどの潜伏期間があるといわれています。
今年2020年のゴールデンウイークは祝日としては5月6日までで、前後の土日も加味すると5月10日まで。
連休中の人々の行動の結果が出るのは5月20日頃以降ということになります。
緊急事態宣言も5月31日まで延長されていますし、引き続き予断を許さない状況です。
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