「残業月20時間」「正社員登用制度有」求人広告で見かけるこのような文言。
一見よさげな内容ですが、実は裏があるといいます。
今回は、求人広告によく用いられるワードの中から信用できないものをピックアップし、打線を組んでみたという話題です。
”信用できない求人ワード”で組んだ打線がこちら
就職情報サイト「キャリコネ」の記事より。求人広告で信用できない言葉として、代打含めて10個が紹介されています。
1中:残業月20時間/2遊:年間休日120日/3右:正社員登用制度有/4一:アットホームな職場です/5左:親切丁寧に指導します/6二:未経験者歓迎/7三:業界シェアNo.1/8捕:賞与有/9投:夢に向かって頑張りましょう/代打:必要なのはやる気と笑顔
出典:キャリコネ
”信用できない求人ワード”打線の内訳
3番:正社員登用制度有
まずはクリーンナップの3,4,5番から。
契約社員を募集する広告でよく見かける文言です。
実際には「口約束だけで守られず、非正規として使い倒すつもりだから絶対信用してはいけない」という声が出ています。
「直近3年間の正社員化率」といった具体的な実績がわかれば別ですが。
4番:アットホームな職場です
一見聞こえのいい言葉ですが、裏を返せば仕事とプライベートの区別があいまいな可能性があります。
仕事の後には頻繁に飲み会、休日も社内イベントと、仲間意識が強いのはいいですがそういった空気が肌に合わなければかえってストレスになるかもしれません。
また、長時間労働になることが多く「会社が家になるということでは」と指摘する声も。
5番:親切丁寧に指導します
6番の「未経験者歓迎」と合わせて挙げられることの多いワードです。
実際にはパワハラ気味に怒鳴られることも少なくないのだとか。細かく目を配ってもらえることはあっても、優しく教えてもらえるかどうかは別問題なのです。
8番:賞与有り
ハローワークの規定によると、前年に賞与の支給実績がなければ「なし」と書くことになっています。
しかしその実態は「今までに支給されたことがある」という程度であっても「賞与あり」と記載している企業も多数あるそうです。
1番:残業月20時間
この残業時間が多いか少ないかについては意見が分かれます。
20時間もあると考える人もいれば、残業が多い=50時間~100時間だろうと主張する人も。
それに実際は年間の平均であって繁忙期は50時間以上、なんてことも十分ありえる話です。
9番:夢に向かって頑張りましょう
これは代打の「必要なのはやる気と笑顔」と合わせてただの精神論です。
体育会系のノリの会社によくみられ、サービス残業を要求されることが多いといいます。
最後に
これらの求人ワードが入っていたら必ずしもブラック企業というわけではありません。
しかし甘い言葉を鵜呑みにするとあとで痛い目をみる可能性があります。
またこの話題は若い人だけの問題ではありません。
この先定年延長は間違いなくやってくるでしょうが、中高年の転職や再就職も増えてくるでしょう。
しっかり制度を確認したり、会社の口コミサイトなども駆使して情報収集することが大切です。
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