マスクといえば白が定番ですが、新型コロナウイルスの感染拡大にあわせて黒、ピンク、グレーなどさまざまな色のマスクを見かける機会が増えました。
特に黒いマスクはよく目にするようになりましたが、はたして見た目が違うだけなのか、それとも機能性も白マスクとは異なるのか調査しました。
黒いマスクの謎
ネット掲示板に書き込まれた一件の投稿。巷で目にするようになった黒いマスクについての疑問が述べられています。
ここ数年、冬になると黒いマスクをした人を見かけるようになりました。
中国系の人が多いように思います。
そこで妻に黒いマスクについて尋ねてみました。すると妻曰く、「黒いのは炭の成分が不織布マスクに練り込まれていて、アレは空気を綺麗にする機能性マスクだ」
なるほど中国では昨今、大気汚染が深刻だとニュースで、よく耳にします。
出典:発言小町
もっともらしい理由ですが、妻の言うことは本当でしょうか?
投稿に対する反響
中国系の方に限らず、普通に黒いマスクつけている方は多いですよ。まぁ、見た目の理由からか若い人ばかりですが
たしかに日本人の若者でも黒マスクを着けている人を見かけます。
単なるおしゃれでは? 中国では、みなさんいろいろな柄の派手なマスクを使ってましたよ。黒だけじゃなくピンクや蛍光色、花柄やキャラクター物までありました
鮮やかな色や柄物のマスクもあるんですね。
黒マスクは20バーツショップ(60円ショップ)でよく見かけるし、バイクに乗る時、私もしてます
こちらはタイ在住の方から。タイでも黒マスクは珍しくないようです。
おいっ子が韓流のヒップホップ系が好きで、黒のマスクをおしゃれアイテムのように使っています
韓流スターが黒マスクをつけている姿はよく見受けられますね。
黒マスク、カラーマスクにはどんな機能があるのか
実際に色つきのマスクを製造するメーカーによると、カラーマスクには見た目以外の機能も盛り込まれているとのことです。
「黒マスク」(写真上、5枚入り、希望小売価格298円・税別)を製造販売しているメーカー「株式会社 ビー・エム・シー」(東京・千代田区)の営業担当者に話を聞いたところ、「黒マスクは、2017年の9月から販売を開始しました。ファッション性以外にも活性炭フィルターにより、臭いを吸着することができます。また、保温・保湿効果もあります。活性炭フィルター入りのマスクは以前から発売していましたが、じわじわブームの兆しを見せていた『黒マスク』を売り出したところ、流行に敏感な若者を中心に、売り上げを伸ばしています」とのことでした。
出典:発言小町
2013年から医薬品メーカーの「アラクス」(名古屋市)が製造販売している、カラーマスク「ピッタマスク」(写真下、3枚入り、スタンダードサイズの希望小売価格474円・税別)は、大人向け、子ども向けを合わせて、全14色のバリエーションがあります。企画部の担当者は、「マスクには、ファッションの新ポリウレタンの素材を使っています。伸縮性があり、隙間なく顔に密着するので、花粉の侵入を99%カットし、通気性もあり呼吸をしやすいです。やわらかい素材なので、長時間かけていても耳が痛くなりにくく、花粉が付着しても、繰り返し洗って使用できます。男性には新色のグレーが人気です。UVカットの効果がある、ファンデーションなどの化粧汚れが目立ちにくいなどの理由から、女性には、淡いパステルカラーに人気があります」と話してくれました。
出典:発言小町
マスクは新型コロナウイルスに限らず、風邪やインフルエンザなどの感染を防ぐためのエチケットであり重要なアイテムです。
機能性はマスクにとって最も大切です。それに加え、今後は色を使い分けてファッションの一部として楽しむ動きも加速してくるかもしれません。
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