マスクや消毒液、トイレットペーパーを求めて朝からスーパーやドラッグストアに長蛇の列ができることが問題になっています。
朝から並ぶ人の多くは高齢者であると言われていますが、実際のところどうなのでしょうか。
消費者の購買データから明確に分析した情報を発見しましたのでお伝えします。
レシート、ポイントカードから顧客の購買情報を集計
分析は、ビッグデータによるマーケティング分析を手掛けるTrue Data(東京・港)が、全国のスーパーやドラッグストアにおける延べ約5000万人の購買情報を活用。レシートに加えてポイントカードによるPOS(販売時点情報管理)データを使い、その中からドラッグストアでの購買情報を抽出した。
出典:ITmediaビジネスONLiNE
購買情報を集計した結果
上のグラフは平時(2019年11月)に比べ、どの程度来客数が変化したかを表したものです。
これを見ると、2/24の週に来客数が急増したことが分かります。
この頃はちょうど「トイレットペーパーが品薄になる」というデマがネットや報道で話題になった時期。
年代別でみると10代や20代といった若者よりも、50代60代の中高年層が普段より多く来店したことが分かります。
さらに時間帯別のデータも分析すると…
・午前9時台
・午前12時台
・午後7時台
以上3つの時間帯の来客数についても分析を実施。
その結果、午前12時台と午後7時台はどの年代もおおむね差がありませんでしたが、午前9時台だけ年代ごとの差があらわれました。
全体的に50代60代の来客数がほかの年代より大きな増加幅をみせています。
つまり、「中高年の顧客が朝からドラッグストアに行列をつくっている」という噂はデータからもある程度裏付けされたと言えます。
なぜ中高年が朝からドラッグストアに並ぶのか
情報元のサイトによれば、50代や60代の人々はテレビなどマスコミの影響を受けやすい年代です。
テレビなどの報道がこういった中高年層の行動に影響したと考えられます。
一般的に、こうした上の世代は若年層よりテレビを始めとしたマスコミの影響を受けやすいとされている。「トイレットペーパーの品薄」という話題についても、SNS上のデマだけでなくテレビなどが「デマの結果、実際に品薄になった店の様子」を頻繁に流したこともあり、特にこの世代に強く影響した可能性がある。
出典:ITmediaビジネスONLiNE
新型コロナウイルス感染症は、年代が高くなるほど重症化のリスクも高まるといわれています。
中高年がドラッグストアに殺到して密状態になり、クラスターでも発生しようものなら本末転倒です。
あらためて不要不急の外出を自粛すること、生活必需品を買いに行くときは混む時間帯を避けるなど、個々の行動を見直すことが重要です。
とりわけマスクや消毒液の品薄状態はしばらく続きそうです。
そこで、おすすめはネットショッピング。
わざわざ感染リスクを負ってお店を訪ねても無駄足になってしまうことが多いでしょうから、うまく活用しましょう。
売り切れてしまう可能性もありますのでお早めにどうぞ。
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◆参考:ITmediaビジネスONLiNE
◆アイキャッチ画像出典元:速ニューまとめ師
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