3月29日、志村けんさん(享年70)が新型コロナウイルス感染症により亡くなりました。
日にちがたち、他にもコロナ関連の報道が数多く発せられていますが、いまだ志村けんさんの死を悼む人は後を絶ちません。
誰よりも悲しんでいるのは志村けんさんのご家族でしょう。今回は志村けんさんのお兄さんが語った胸中についてお伝えします。
志村けんの兄が語る、弟への思い
志村けんさんの兄、志村知之さん(73)は3月30日、東京都東村山市の実家前で取材に応じ、弟である志村けんさんに対する思いを語りました。
「本当に残念。その一言ですね。まだ70歳ですからね…」と無念の表情を浮かべた。新型コロナウイルスを発症して以降は一度も面会できなかったといい「最高の弟。これまで厳しい芸能生活で一生懸命生きてきたはず」と涙ながらに偉大な弟をたたえた。
出典:サンスポ
知之さんが最後に志村けんさんに合ったのは2月25日。親族一同が会し、2月20日に70歳を迎えた志村けんさんの古希祝いを行ったといいます。
「普段は仕事の話をしないのに、聖火ランナーや映画初主演、NHKの連続ドラマの出演が決まった話をしてくれた。よっぽどうれしいのだろうと思った」
出典:サンスポ
その後3月20日に入院した志村けんさん。感染の恐れがあることから、兄の知之さんは一度も面会できなかったといいます。
志村けんの兄、火葬にも立ち会えず
通夜と葬儀・告別式は近親者のみで実施。ただし火葬については、厚生労働省の指導により感染防止のため立ち会うことはできません。
「家に帰ってくるときには骨になっている。感染だから(火葬場にも)行けない。お別れ会は(新型コロナが)静まった頃に…」
出典:サンスポ
最愛の弟の最期を見送ることすらできなかったのは、言葉に表せないほど辛かったことでしょう。
4月20日現在、新型コロナウイルスの感染者は世界で230万人を超え、死者は16万人に達しています。
亡くなった方々の中には志村さんのご家族のように、その最期に立ち会えなかったというケースも少なからずあるでしょう。
こんなところでも新型コロナウイルスの恐ろしさを思い知らされます・・・
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