- イスラム教に興味がある
- トルコに興味がある
- 日本でもイスラムに触れることはできるの?
今回はそんな要望や疑問にお応えします。
イスラム教といえばアラブ諸国を中心に多くの信者がいる宗教です。
日本人にとってはあまりなじみがありませんが、なんと東京にもモスク(=イスラム教の寺院)があります。
それが「東京ジャーミイ」です。
機会があって実際に東京ジャーミイに行ってきたので、どんなところなのかじっくりとご紹介しましょう。
東京ジャーミイとは?
まず「ジャーミイ」とは、トルコ語でモスク(=イスラム教の寺院)の意味です。
トルコはイスラム教の国なので、都会から田舎までいたるところに大小たくさんのモスクがあります(僕も実際トルコで見てきました)。
東京ジャーミイは、20世紀前半に日本にやってきたトルコ人たちによって1938年に建てられました。
老朽化のため1986年に取り壊されましたが、その後2000年に再建されました。
東京メトロ千代田線・小田急線の代々木上原駅から徒歩5分程度のところにあります。
みどころ
①建物
白を基調にした建物は、内外ともに美しいオスマン様式となっています。
大理石のなめらかな質感が神聖な雰囲気を引き立たせます。
装飾部分は鮮やかな青と、繊細なタッチの金色のアラビア文字がよく映えます。
本場トルコのモスクと比べてもまったく見劣りしません。
特に礼拝堂の中には細かい装飾が数多く施されています。
②礼拝
イスラム教では1日5回の礼拝を行います。
東京ジャーミイでももちろん行われており、誰でもその様子を見ることができます。
イマーム(イスラム教の僧侶)がコーラン(イスラム教の聖典)を唱え、ムスリム(イスラム教徒)は祈りを捧げます。
見学は自由にできますが、女性は見学者もイスラムの決まりに合わせ、礼拝堂内ではストールを巻き髪を隠すのがマナーとなっています。
③ショップ
東京ジャーミイの中には多彩な商品がそろったショップもあります。
イスラム教では豚肉など一部の食べ物は禁じられており、それに合わせハラル認定を受けた食材や飲み物、調味料、チャイ(トルコ紅茶)、雑貨などを取り扱っています。
イベントもある
①ガイドツアー
5名以上の団体であれば、ガイド付きの見学が可能です。
1週間前までの予約が必要になります。
土日祝日についても、ガイドツアーが行われています。
詳しくは東京ジャーミイHPをご確認ください。
②その他のイベント
イスラム教関連の講演会や、イスラムとは関係ありませんが植物のワークショップも定期的に開かれています。
ちなみに僕は苔玉づくりのワークショップに参加してきました。
まとめ
今回は東京ジャーミイの概要からみどころ、イベントについて紹介しました。
イスラム教の世界に触れることは普段なかなかないという人が多いと思います。
日本にはこの先外国人がどんどん移住したり観光にやってきて、いろいろな国の人と関わる機会が増えることでしょう。
そのような時代だからこそ、異文化に触れて理解を深めることはとても楽しいことでもあり、有意義な過ごし方と言えるのではないでしょうか。
リンク:東京ジャーミイ