- 東京モーターショーに行きたいけど行けない!
- 東京モーターショーの見どころは?
- 最新技術に興味がある!
そんな方のために、今回東京モーターショー2019を取材してきました。
ここでは最新の次世代技術に注目して体験してきたことを紹介します。
新車の紹介はほかのメディアにおまかせします 笑
近い未来に実用化されるかもしれない、面白い提案の数々をご覧ください。
「FUTURE EXPO」は最新技術のテーマパーク
東京モーターショー2019の会場は5つのエリアに分かれています。
- AOMI EXHIBITION
- FUTURE EXPO
- OPEN ROAD
- DRIVE PARK
- ARIAKE EXHIBITION
多くは各メーカーから新発売されるクルマの展示ブースとなっていますが、一つ特に個性的なエリアがあります。
「FUTURE EXPO」です。
ここでは大手からベンチャーまで、いろいろな企業が提案する最新技術が紹介されています。
映像技術やドローンなどさまざまな展示があり、クルマに興味がない人にもオススメです!
特に注目の最新技術を紹介!
①フレンドリーな自動運転車「LQ」
斬新なデザインのコンセプトカー「LQ」は、自動運転機能やAIを搭載しています。
2020年の東京オリンピックではなんと、公道を自動運転で走る予定で一般の方も乗ることができます(お台場・豊洲エリアを走行予定)。
あらかじめスマホに専用アプリをインストールしておくとAIがユーザーの好みを学習し、「LQ」に乗った際にはその好みにあった音楽をかけたり車内に匂いを発してくれるというすぐれものです。
まるで人間と「友達」になってくれる、未来のクルマといえるでしょう。
関連リンク:トヨタ自動車
②自動運転時代の新しい車内空間「SPACe-L」
自動運転が実用化されれば、運転は機械にまかせて人間はもっと自由に車内で過ごす時間を楽しめるのではないか?
ということで提案されているのがこのブースです。
まず車内には横も天井も覆うような大画面ディスプレイが取り付けられています。
ここに高画質の映像や臨場感のある音を流せるのはもちろん、AIやネットワークにもつながっており電話をすることもできます。画面に落書きもできてしまいます。
シートは自由に向きを変えられるうえに、それぞれ個別に空調がついていて、一人ひとりが自由に温度を調節し快適に過ごすことができます。
関連リンク:パナソニック
③まるで目の前にいるような迫力のスポーツ映像「Kirari」
最先端の通信技術を使って、スポーツ選手の映像を離れたところで立体的に、まるですぐ目の前にいるかのような迫力で見ることができます。
開発した企業では「超高臨場感通信技術」と呼ばれています。
関連リンク:NTTグループ
④ショベルカーなどの重機を5Gで遠隔操作
建築業界は深刻な人手不足に悩まされています。
それを解決する方法としていま研究されているのが、次世代通信技術「5G」を使った重機の遠隔操作です。
遠隔で操作できれば職人はわざわざ現場に行く必要がなくなり、効率的に業務をすることができます。
ただしこれまでの通信技術だと、わずかな遅延が起こるためそのタイミングのズレを計算して操作しなければならず、実用化は難しい状態でした。
しかし5Gなら遅延が限りなく小さくなるので、遠隔操作がしやすくなるのです。
まだ実験段階ですが、建築業界から期待されている技術です。
関連リンク:週刊アスキー
そのほかにも人が乗ることのできるドローンや、5G映像を体験できる「5Gデモバス」、まるで実際に運転しているような感覚を楽しめるVRカーなど、多彩な展示がみられました。
どれもそう遠くない未来に実用化されるであろう技術ばかりです。
身近なところで触れることができるようになる日が楽しみですね!